上富田町商工会青年部オフィシャルウェブサイト

削り華日記

みなさん毎度ッス Leeです。

今日は僕の仕事について一言。(半分趣味かな)



僕は大工を親父に習い始めて13年になります。

まだまだ知らないこともたくさんありますが、一通りのことは、できるようになり、

道具も、そこそこ使えるようになりました。

大工道具の中でも (みなさんも聞いたことがあるとおもいますが) 鉋は特に奥が深

い道具の一つだ思います。

鉋は新品から使い始めるとき、まず台の仕込みから始まり、刃研ぎ、台の下端調整

など、いくつかの工程を経て初めて使うことができます。

それぞれの工程がまた、それぞれに奥が深く、思いどうりに調整できるように

なるには何年もかかります。

また、うまく調整したつもりでも台の下端などは、乾燥や湿気の具合ですぐに狂って

しまいます。 故に鉋は、いつも使っている物でも常に調整しながら使わなくてはいけ

ません。

刃を研ぐということに関しては、なかなか一言では言い表せないので、また別の機会

にしますが、よく 「研ぎは一生」 と言います。

どんなに良く切れる刃物でも、研がなくては切れないからです。

一口に鉋と言ってもたくさん種類がありますが、よく大工が檜の柱なんかを仕上げる

時に使う 寸八鉋というものがあります。刃幅が7cmの鉋です。

主にその鉋を使って、鉋くずを刃の幅いっぱいに できるだけ薄く 長く ということを

目的にした大会があります。

ただの鉋くずです。しかしそこでは削り華と呼ばれています。

そこで競われる薄さの単位はミクロン(1/1000mm)です。

大会の上位者はミクロン一桁です。

その域に達するには、今まで述べた技術を極め結集しなければならない、といっても

過言ではありません。

 (僕の削り華です)

僕の削り華は、新聞やチラシの字を透かして読むことは余裕でできますが、これが

どれくらいの薄さかは測定器がないのでわかりません。

そしてこの かぎりなく薄く削る ということが仕事に必要かというとあまり必要では

ありません。(なんなよ!いらんのかよ!)

あまり実用的ではなく、そこまでする必要がないからです。

しかし技術を極めるということは大事なことです。

僕も技を磨き、いつかこの大会に出場して、ミクロン一桁を目指したいと思います。

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  • 削り華日記
  • 投稿者:ゲストユーザ on 2007/09/17 01:57 午後

この薄さ、、、すごいっすね!

職人って感じです。

僕も自分を磨きます!

byにっしー

  • 削り華日記
  • 投稿者:ゲストユーザ on 2007/09/17 05:36 午後

いやあ、すばらしい技術ですね。

今度、工事現場の話もお願いします。

  • 削り華日記
  • 投稿者:ゲストユーザ on 2007/09/18 12:22 午前

今度、珍しい和室の天井の記事をUPします。

by  Lee

  • 削り華日記
  • 投稿者:ゲストユーザ on 2007/09/18 07:58 午前

鉋だけでもめっちゃ奥深いなあ。

しかし、自分の仕事紹介いいかもな

                    by itani

  • 削り華日記
  • 投稿者:ゲストユーザ on 2007/09/18 01:09 午後

ほんとすごいっす!!!

日本にはいろんな分野で職人さんがいらっしゃいます。

その中でも日本の大工さんの技術は世界に誇れるとおもいます!

今は、なんでも機械でやっちゃいます。

ぼくの仕事でもペンキで字を書いたり、絵を描いたりなんて今じゃ考えられません。

なんでもパソコンです。

大昔の建造物とかみると、ユンボもパソコンも携帯電話ももちろんない時代に、

あんなに精密に大きな建物を・・・すごいな・・・と感動します。

これからももっと便利な機械がでてきて、職人といわれる人も少なくなると思います。

でも日本の技術の伝統は絶対守っていくべきと思います。

ぼくなんかはなにもできませんが、Leeさんがまた次の世代へ伝えていっていくでしょうね。ほんとすごいと思います。

また遊びに行かせていただきます。いろいろ教えてください。

ながながすみません。 SR/RYO

 

  • 削り華日記
  • 投稿者:ゲストユーザ on 2007/09/19 06:41 午後

RYO君 そ、そんな大層な。

ぶっちゃけ今は大工もほとんど機械。

チャーンと切ってパンパンと打つ。

なので削り華は半分趣味。

でも僕は和室の柱は手鉋で削る。僕はね。

by  Lee